― お金をかけずに取引先をチェックする基本ステップ ―
はじめに
信用調査というと、「専門会社へ依頼しなければできない」と思われがちです。
しかし実際には、公開されている情報だけでも、多くのことを確認できます。
もちろん、専門会社のような詳細な調査には及びませんが、
- 小規模な取引
- 初回取引
- 個人事業主との契約
- フリーランスへの依頼
などでは、自分で行う簡易信用調査でも十分役立つケースがあります。
本記事では、無料で始められる信用調査の方法を紹介します。
なぜ自分で信用調査を行うのか
すべての案件で信用調査会社へ依頼すると、
- 費用がかかる
- 時間がかかる
- 小規模案件では費用対効果が合わない
という問題があります。
そこでまずは、
「自分で調べられる範囲を確認する」
ことが重要になります。
① 会社ホームページを確認する
最初に見るべきなのが公式ホームページです。
確認したいポイントは、
- 会社概要
- 所在地
- 電話番号
- 設立年月日
- 代表者名
- 事業内容
チェックポイント
以下のような会社は注意が必要です。
- 会社概要がない
- 住所が曖昧
- 電話番号が携帯だけ
- 更新が何年も止まっている
ホームページだけで信用は判断できませんが、
会社の姿勢はある程度見えてきます。
② 法人登記を確認する
法人であれば、
登記情報から基本情報を確認できます。
確認できる内容
- 商号
- 本店所在地
- 設立年月日
- 代表者
- 資本金
ホームページの情報と一致しているかも確認しましょう。
③ Googleマップで所在地を見る
意外と重要なのが所在地確認です。
例えば、
- バーチャルオフィス
- 一般住宅
- 空き店舗
などが分かることがあります。
もちろんバーチャルオフィス自体は違法ではありませんが、
高額取引の場合は慎重な判断が必要です。
④ SNSを確認する
現在では企業もSNSを運営しています。
見るポイント
- 更新頻度
- 投稿内容
- コメント
- フォロワーとのやり取り
継続的に運営されているかを見るだけでも参考になります。
⑤ Google検索で評判を調べる
会社名で検索すると、
口コミや記事が見つかることがあります。
検索例
- ○○株式会社 評判
- ○○株式会社 口コミ
- ○○株式会社 支払い
- ○○株式会社 トラブル
ただし、
ネット上の情報は真偽が分からないものもあるため、
鵜呑みにしないことが重要です。
⑥ 代表者名でも検索してみる
代表者名で検索すると、
- インタビュー記事
- 登壇実績
- SNS
- 過去の会社
などが見つかる場合があります。
企業の姿勢を知る参考になります。
⑦ 取引条件を確認する
調査だけでなく、
契約内容も重要です。
例えば、
- 前払い可能か
- 支払いサイト
- 契約書を締結するか
これらも信用判断材料になります。
自分でできる信用調査の限界
無料調査だけでは、
分からないこともあります。
例えば、
- 詳細な財務情報
- 支払履歴
- 与信情報
- 信用格付け
これらは専門会社でなければ確認できないケースが多くあります。
専門会社へ依頼した方がよいケース
次のような場合は、
信用調査会社の利用も検討しましょう。
- 数百万円以上の契約
- 継続取引
- 掛け取引
- 海外企業
- M&A
- 業務提携
まとめ|まずは無料で調べる習慣をつけよう
信用調査は、
「専門会社に依頼しないと何もできない」
わけではありません。
まずは、
- ホームページ
- 登記情報
- Google検索
- SNS
- 所在地
これらを確認するだけでも、
多くのリスクを減らすことができます。
そして、高額取引や重要な契約では、
専門会社の信用調査も組み合わせることで、
より安心してビジネスを進められるでしょう。
