― 取引前に“ここだけは外せない”基本確認 ―
はじめに
新規取引や業務委託を始めるとき、
「信用調査が大事なのは分かるけど、何を見ればいいの?」
と迷う方は多いはずです。
実は、すべてを完璧に調べる必要はありません。
初めての信用調査では、最低限のポイントを押さえるだけでも
取引リスクは大きく下げられます。
信用調査は「相手を疑う作業」ではない
まず大切な考え方として、信用調査は
相手を疑うための行為ではありません。
- 無理な取引条件にならないか
- トラブルを避けられるか
- 安心して仕事ができるか
こうした判断をするための、事前準備です。
最低限チェックすべき5つのポイント
① 会社・事業の基本情報
まずは、存在と実態の確認です。
- 法人名(正式名称)
- 所在地・連絡先
- 設立年月日
- 事業内容
✔ チェックポイント
- 住所が実在しているか
- 事業内容があいまいすぎないか
② 設立年数と事業の継続性
設立年数が浅い=悪い、ではありませんが、
取引条件の判断材料にはなります。
- 設立してどれくらいか
- 事業内容が頻繁に変わっていないか
✔ 注意点
- 設立直後+高額な後払い取引は要注意
- 実績がない場合は条件を慎重に
③ 代表者・経営者の情報
会社の信用は、経営者の姿勢に強く影響されます。
- 代表者の氏名
- 過去の事業履歴
- 極端に情報が出てこないか
✔ チェックポイント
- 過去に短期で会社を何度も変えていないか
- トラブルの噂が多くないか
④ 支払い条件・取引条件の妥当性
信用調査の目的は、条件を決めることでもあります。
- 支払い方法(前払い・後払い)
- 支払いサイト(30日・60日など)
- 契約金額の大きさ
✔ 初回取引のおすすめ
- 前払い・分割
- 取引額を小さく始める
⑤ ネット上の評判・第三者の声
完璧ではありませんが、参考情報として有効です。
- 取引先・顧客の口コミ
- SNSでの評判
- 業界内の噂
✔ 見るときの注意
- 悪評が一切ない=安心、ではない
- 同じ内容の指摘が複数あるかを見る
「やりすぎない」ことも大切
初めての信用調査でありがちな失敗が、
完璧を求めすぎて動けなくなることです。
- 100点を目指さない
- 不安要素があるかどうかを見る
- 条件調整に活かす
これだけで十分です。
簡易信用調査でも防げるトラブル
最低限のチェックだけでも、次のようなトラブルは防ぎやすくなります。
- 支払い遅延・未回収
- 契約後の条件変更
- 連絡が取れなくなる
- 倒産リスクへの巻き込まれ
まとめ|「まずは最低限」でOK
初めての信用調査で大切なのは、
- 全部調べようとしない
- 見るポイントを絞る
- 取引条件に反映させる
この3点です。
信用調査は一度きりではなく、
経験とともに精度を上げていくもの。
まずは「最低限のチェック」から始めて、
安全な取引を積み重ねていきましょう。
